発達障害と診断を受けた日

発達障害

私の心は今にも破裂しそうな水風船のように、良くない感情でいっぱいでした。

幼稚園のお迎えの時間。みんな一列に並んでいるのに一人だけ走り回る息子。

保育室登園の日は、教室で子供達は円になり、その後ろに保護者がいる。

先生がお話ししているにも関わらず、みんなが座っている円の中をフラフラ歩き回る。

その息子の様子を見てイライラする私。

しつけができていないと思われているであろう冷たい保護者たちからの目線に、場を乱して申し訳なく、悲しくなる気持ちでした。

幼稚園での生活ではお友達につい手が出てしまい、私が謝る日々にお迎えの時間が恐怖の時間となっていました。

自宅では、お片づけの途中でも片付けようとしているおもちゃを手に、すぐに遊び出します。

食事中はキョロキョロ。すぐにウロウロ。だからすぐにご飯もこぼしてしまいます。

私は毎日、「いい加減にしなさい!」「何回言ったらわかるの?」そればかりでした。

大声出して怒って、私の心は怒りグセがついてしまっていたようです。

怒りたくもないのに。

初めは優しく注意するのに、全然こちらの話は聞かねのでイライラしてしまい後悔です。

癇癪を起こし、暴れる息子に対し、なぜか可愛く思えない自分が苦しかったです。

あれだけ可愛かった赤ちゃんの時の息子。

確かに愛したはずの息子をこんな風に思うなんて自分が嫌になり涙が出ました。

あどけない寝顔を見て、涙を流して「ママ、今日は怒りすぎてごめんね。」という日々。

ついには息子が私の前でする笑顔が引きつるようになり、『これはダメだ息子の心が壊れてしまう』と思いました。

幼稚園に相談しても、役所の児童心理の先生に相談しても解決しませんでした。

相談した時に少し心が軽くなるだけでした。

そしてやってきた神経小児科での診察の日。

息子の赤ちゃんの時からの様子を事細かく説明しました。

先生「ADHDですね。」

私「そうですか。児童心理の先生に好奇心が旺盛すぎる程度だからグレーじゃないかと言われたのですが。。。」

先生「いえ、グレーではありませんよ。でもそんなに心配しないでください。世の中の偉人、レオナルドダ・ヴィンチ、坂本龍馬、スティーブ・ジョブズ、アインシュタイン。ほとんどの偉人は発達障害を持っていたと言われています。だから悲観することはないです。多動に関しては小学校高学年頃には落ち着きます。今、体が動いてしまうことは仕方がないこと。風邪を引いてる人に鼻水を止めろ!って言っても止めれますか?無理でしょう?大切なのは、長所を伸ばしてあげること。長所が伸びると苦手なことはあまり目立たなくなりますからね。」

私「私たち親子はこれからどうしたらいいのでしょうか?病院に通うのですか?」

先生「まだ6歳ですし、投薬はお勧めしません。特性を理解して親や周りの先生が配慮して本人も元気に過ごせるなら、それで大丈夫です。ペアトレーニングの本も売っていますのでそれで勉強して、息子さんへの接し方を勉強されて見てください。通院はいりません。もし何か困ったことだあれば、また来てください。その子の特性で本人や家族が困った時には投薬を検討します。薬を使って本人も落ち着き、自分のできた!が増えるので悪いことではありませんよ。」

私「ありがとうございます。最後に質問してもいいでしょうか。発達障害は病気なのでしょうか。」

先生「いえ、病気ではありませんよ。脳の特性ですから。」

私「わかりました。ありがとうござます。」

診察のあと、私はなぜかホッとしました。

息子のあの落ち着きのなさは私の育てかたが悪かったからではなかったのです。

ただただ息子に申し訳なく思い。息子を強く抱きしめました。

今まで色々なところへ相談に行ったのに、対処法ばかり教えてもらうばかしでした。

やっと『ペアトレーニング』という初めて聞く言葉を聞き、暗かった心に小さな光が見えたのです。

安堵し、息子と手を繋いで電車で帰路につきました。

その日から息子を愛おしく思える心が戻っていきました。

その2ヶ月後に別の児童精神科の先生に問診と詳しい発達検査(k式)をしてもらい、

自閉スペクトラム症とADHDと診断される。

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